カウンセリングをしていて、よく遭遇するお話のパターンとして、
「自分は悪くない。相手が変わればいい。」
「職場のあの人さえいなければ。。。」
といった人間関係のちょっとした摩擦を
環境や人のせいばかりにしてしまうケースがあります。
この気持ち…確かにわかるんですよね。
自分は悪くなくて、誰かが悪い。
そう言って物事が解決するのであれば、私もそうしたいです。
でも、何か「ひっかかること」が起きた時は、
自己変容、自己成長を促すチャンスである、とも言えると思います。
例えば、誰かと意見が折り合わなかったとき、
自分の意見を通すことが主目的になっていないかどうか、です。
恐らく、意見をすり合わせて、何らかの方向性を導きだすことのほうが
建設的なはずなのに…ですね。
同じものを見ても、立場が違えば感じ方も人それぞれです。
異なる意見のその人を、ばっさり切り捨てるのは簡単です。
でも、どうしてその人がそういう考え方をするのか、
少し掘り下げてみると、違う何かが見えてくるかもしれません。
「そうかー、そういうことをしたかったのか!」
「なるほど。。。そんな考え方もあるのか!」
そんな風に感じることもあるかもしれません。
きっとみんな、心のどこかで
「理解されたい!認められたい!」
と思いながら生きています。
だから、目の前にいるその人も、そんな思いでいるのかもしれません。
もし理解されたいと思ったら・・・
少し深呼吸して、目の前の人を理解することからはじめてみませんか?
そんな風に自分が変容することで、
二人の関係性に思わぬ化学変化が起きて、前よりもっとずっと
理解し合える関係性へと成長できるかもしれません。