気がつけば、IT企業に20年以上いるのですが、
その間、順風満帆だったわけではありません。
最初の会社では、長時間勤務で体調を崩し、
わずか2年ほどで退職をすることになりました。
その後、30歳を前にして、正社員としての転職を決意。
ずーっと入社したいと思っていた会社の採用が叶い、
がんばろー!と思っていた矢先、入社してわずか1年ほどで、
私の部署が、その会社から別会社へ移されることになりました。
いわばリストラです。
その突然のリストラ宣告の時、食事も喉を通らないほど、
とてつもなくショックでした。
あまりの衝撃に、目の前が真っ暗になったりもしましたし、
体調を崩したりもしました。
そして、自らの不運を悲観して、占いの先生のところへ。
ただ、今、その時期からの自分の人生を振り返ってみると、
その時の出来事はやはり、偶然ではなく必然のように思います。
あのままその会社で仕事をしていたとしたら…
今のように幅広い業務や気の合う同僚と会うことはなかったと思います。
あのリストラがあったからこそ、
今の職場とのご縁ができたんだな…と思うと、
それはそれで結果としては良かったなと思えるのです。
何か起きたら、深呼吸。
ショックなことももちろんありますが、自分の置かれている状況を
なるべく客観的にとらえる。
悲しい時は思いっきり悲しむ。
でもその悲しみの中で、起きていることを冷静に見つめる。
そんな視点を持つことも、大事なことなのではないかと思っています。